過去に書いた経済コラムよりFrom the economic column I wrote in the past
本業と副業と資産運用
2025年5月31日
30年間の実験
僕はサラリーマン時代も、そしてサラリーマンを辞めてからも「本業、副業、資産運用」への収入分散を心掛けてきましたし実践してきました。
ある意味で自分自身を対象にした30年の実験です。
もし僕がサラリーマンという本業だけで収入を得ていたとしたらどうでしょう、たしかにソニーはいい会社ですしお給料だって悪くはありませんでした、グループの中に製造業だけでなく、金融業やエンタメなど抱えており、最近では業績のブレも小さくなってきました。それでも将来はわかりません、一時的な業績悪化もあるでしょうし、それに伴って人員整理をやることだってあるでしょう。
ソニーにしてそんな状態ですから、まあ日本国内にあるあらゆる会社も同様のはずで、その観点から言えば、すべての従業員は「一寸先は闇」の世界で生きているといっていいでしょう。
会社は首を切ればOKですが、従業員である私たちはそういうわけにはいきません。それぞれ大切な家族がいますし、自分自身の人生だった向こう何十年も続きます。会社といういわば他人に人生を握られるのがイヤなら自分で収入のルートを確保するしかありません、つまりそれが副業の大切さです。みんながみんな副業で大成功するわけではありませんが、万一本業が無くなった場合の備えにはなるはずです。
最近では副業を認める会社もありますので取り組む価値があると思います、それがリスク分散というやつです。
本業+副業だけでOKか?
でも本業+副業だけで安泰かといえば、そういうわけにはいきません。サラリーマンとして所属している会社が業績不振に陥る場合、日本全体の景気も悪くなっている場合が多く、そのような状態でなかなか副業が順調というわけにはいきません。そんな観点でいえば本業と副業はできる限り距離が離れた仕事であることが望ましいですが、しょせん本業にせよ副業にせよ実際にやるのは自分自身です、そんな都合よく「距離の離れた仕事」が見つかることはありません。
ではどうやって万一に備えればいいのでしょう。
それが今回のタイトルの「本業、副業、資産運用」への収入分散です。
上記のように本業と副業は重なる部分が多く景気変動の影響を受けやすいですが、資産運用は対象を自由に組み合わせるとことができます。たとえば実物資産とペーパーアセットをうまく分散して組み入れることにより、景気変動への耐性を高めることもできるのです。
僕がこの30年で得たこと
僕がこの30年の体験でえたのは、まず本業でも、副業でも、そして資産運用でも、それぞれ自分自身が持つ精一杯の力を込めて取り組むこと、そして、そのうちどれ一つをとってもそれ単独で生活できる収入を目指すこと。もしこの2つを実現できれば何も心配はないということです。経済的な自由を手に入れて、その後の人生はより選択肢が増えて豊かになります。
一朝一夕にとはいきませんが、特に前途ある若い方にとってこの考え方はとても大切だと思います、僕自身も30年この考え方でやってきましたし、自分の子供たちにも常々言い聞かせています。
単なる入札代行ではなく、このサイトの主催者である田中がコンサルさせて頂きます、
コイン初心者の方でも安心してご利用いただけます。