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Greeting

株式会社 銀座なみきFP事務所 代表取締役 田中 徹郎

仮に皆さんの財布の中に一万円札が一枚入っていたとしましょう。この一万円札は明日も一万円ですし、一年後も一万円、十年後も一万円札のままです。でもこの一万円札の価値は、10年後も一万円のままでしょうか。リーマン・ショック以降、日本銀行は紙幣を刷り続けていますが、これからも市場に滞留する一万円がドンドンと増えて行けばどうでしょうか。日々消費する食品や衣服、サービスなどの値段も緩やかに上昇するでしょう。が、私が申し上げているのは、そのような消費財やサービスの価格ではありません。不動産や貴金属はじめ資産性のある現物のことです。これらの供給には消費財と違って限りがありますので、物価の上昇速度を超えてさらに相場が上昇する可能性が高いのではないかと思います。つまりこれらの現物資産に対する一万円札の価値は、例えば7000円・・・5000円といったように、より大きく目減りしてゆくことになるでしょう。言い換えれば『強めの資産インフレ』です。

そしてその影響をより大きく受けるのは、より多くの紙幣を保有している、いわゆる富裕層ということになるでしょう。

では私たちはどうやって資産の目減りを防ぐことができるのでしょうか。結論から申し上げれば、紙幣すなわち現金や預金に資産を固めすぎず、一定割合を現物資産に分散投資しておくべきではないでしょうか。紙幣と現物資産はシーソーのように、両側が同時に下がることはありません。一方が下がれば一方は上がり、いわば反対方向に動く特性を持っているといってよいでしょう。皆さんが仮に紙幣と現物資産に半々で投資していればどうでしょうか。仮に紙幣の価値が下がったとしても、現物資産の価値の上昇で損失を穴埋めできる可能性があるわけです。

本サイトでは現物資産のなかでも特にアンティーク・コインに的を絞り、資産運用の対象としてコインへの投資法を解説させていただきました。コインの基礎的な知識や購入方法、最近目にする機会が増えた“新興のあおり系コイン商の見分け方”まで、幅広く体系的にコイン投資をご紹介させていただいております。このサイトによって少しでも多くの方にコイン投資の楽しさをご理解いただき、コイン投資によって資産防衛を実現していただければこれにすぎる喜びはありません。

なお本サイトは株式会社 銀座なみきFP事務所がコイン投資専用サイトとして立ち上げたものです。

株式会社 銀座なみきFP事務所
代表取締役 田中徹郎