過去に書いた経済コラムよりFrom the economic column I wrote in the past
プラチナに打診買い
2025年6月30日
下のグラフはプラチナ1オンス当たりの価格(ドル建て)の推移で、グラフは直近1年です。ご覧のように今月半ばから急騰し、足元の1オンス≒1390ドルは直近1年間の最高値です。
直近1年間のグラフをみると、今年4月に始まった急騰が目を引きますが、振り返れば過去何度かプラチナは上昇しています、でも、それらの上昇はいずれも一時的なものにとどまり半年程度で定位置の1000ドル±20%内に戻っています。
では今回はどうなのでしょう、また半年程度で定位置に戻るのでしょうか。
(プラチナの先物価格1年間の推移、楽天証券サイトより転載)
先月は3年グラフを紹介しましたが、今回は10年グラフを添付させていただきます、以下ご覧ください。
(プラチナの先物価格10年間の推移、楽天証券サイトより転載)
ご覧のように過去10年で3回の大きな上昇が見られますが、今回(黄色)はここ10年になかった水準まで上がっていることがわかります。
ここまでくれば「またか、どうせ元に戻る」と言い切れない水準だと思います、ガソリン車の衰退という「実需の減少問題」はありますが、一方で「プラチナを現物資産と考えた場合、金と比べて安すぎ問題」もあります。実際に「金価格の値上がりから、中国人の宝飾需要がプラチナに移ってきた」という見方も出ているようです。
ここからさらに1500ドル、1700ドル、2000ドルと上がっていくのかどうか・・・、その点に自信があるわけではありませんが、プラチナには打診買いを入れてみようと思います。
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