過去に書いた経済コラムよりFrom the economic column I wrote in the past
個別株投資の意味を考える
2025年9月30日
もしいま皆さんが今30歳だったとしましょうか、かりに手持ちの1000万円を年率6%で増やして行ければどうでしょう。最初の1年に増えるおカネは60万円ですが、次の一年は63.6万円に増えます。
こうやって子供がまた子供を産むことによって、おカネは加速度的に増えてゆきます、若いころにこの効果を信じて30年運用し続ければどうなるでしょう。
下のグラフのようにおカネは増えてゆき、30年後には5700万円以上になります。

(チャットGPTで弊社作成)
初期投資額は1000万円だったので、おおよそ5.7倍に増えたことがわかります。
では皆さんが運用開始後10年たったとき、手元の余裕資金のうち1000万円を追加した場合、どうなるでしょう。

(チャットGPTで弊社作成)
結果は上のグラフのようになります、10年後に追加した1000万円もまた複利で増えてゆきますので、30年後のおカネは5700万円+1000万円=6700万円ではなく、上のように9000万円ほどになります、この9000万円を二つの要素に分解しますと。
- 初期の1000万円の効果:5700万円 ---①
- 10年後に追加した1000万円の効果:3300万円---②
②は運用期間が少ないだけ①にくらべ効果が小さいですが、それでも追加した1000万円が20年後に3300万円になります、これは十分検討に値する選択だといえるでしょう。
では最後に、さらに皆さんの生活に余裕ができ、運用開始の20年後に1000万円を追加して運用した場合はどうでしょう。
結果は下のようになります。

(チャットGPTで筆者作成)
30年後に皆さんの持ち株は約1.2億円ほどです、先ほどと同様、貢献度を分解すると
- 初期の1000万円の効果:5700万円 ---①
- 10年後に追加した1000万円の効果:3300万円---②
- 20年後に追加した1000万円の効果:1800万円---③
となります、③は10年しか運用しないので効果は小さいですが、それでも1000万円が1.8倍になっています。
一発で3000万円がきつければ、余裕資金をこのように段階的に追加していってもいいと思います。余裕資金なのでムリがありませんし、最初の10年や20年で運用に関する経験を積めるので、運用成果はさらに高まってゆく可能性があります、上の例では元金の3000万円は1.1億円になる計算です。
ではもう一つ試算です。
上の3つのケースはすべて6%での運用を前提にしています。イメージはアメリカ株分散型のインデックス運用です、過去かなり長期でみてもアメリカ株の平均リターンは6%程度と言われています。余談になってしまいますが、よくこの6%がインデックス運用の指標に使われますが、なぜでしょう。おそらくアメリカが世界で最も長期のデータがとれる市場ですし、日本のようなウルトラバブルやその崩壊の経験もないからだと思います。日本だけでなく世界株インデックスも同様です。アメリカ株以外はきっと為替の揺れや市場の断裂などあり、長期リターンは参考になりにくいのだと思います。以上余談ですが、ともあれここで長期リターンの指標として6%を使用したのは、このような理由からです。
さて問題はこの6%です。
6%は上のようにインデックス運用による長期的な成果なのですが、少しでもこれを上回る収益は期待できないのでしょうか、例えば6%を8%に上げると30年後にどうになるか、みてみましょう。

(チャットGPTで筆者作成)
上のグラフは初期投資1000万円を30年間運用したグラフで、赤線は年率6%、青線は同8%です、ご覧のように6%では約5700万円、8%では約1億円です。
わずか2%の違いですが、30年後に皆さんの資産は1.75倍になることがわかります。
- 10,062万円÷5,5743万円≒1.75
これほどの違いがあるなら、頑張って8%を目指す意味はありそうです。
では仮に、ほんとに仮にですが、年率15%で運用できた場合はどうでしょう。

(チャットGPTで筆者作成)
上のグラフのグレーの線が年率15%運用ですが、この場合、初期の1000万円は30年後に約6.6億円になることがわかります。これだけのおカネを確保できれば、将来の選択肢はかなり増えますし、適切に使うことによって豊かな後半人生を送ることもできます。
年率15%はなかなか難しい数字でもありますが、全く手が届かない数字かといえば、僕は決してそうは思いません。もちろんインデックス運用では手が届きませんが、個別銘柄のBuy and Holdなら実現できる数字だと僕は思っています。
もちろん個別株運用にはそれなりのリスクを伴いますが、インデックス運用だって相応のリスクが伴います。
個別銘柄を研究するのは大変ですが、そこを目指す価値はあると思います。ちなみに弊社の投資助言の目標リターンおよび実績リターンは15%(注)です。
注)ただしこの数字は個別銘柄運用の場合です、依頼者がインデックス運用をご希望の場合は8%を目標にしています。
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