過去に書いた経済コラムよりFrom the economic column I wrote in the past
こんなときだからこそ貴金属について考えてみる
2026年5月30日
昨年以来の貴金属価格を振り返る
人の心は移ろいやすいもの。
半導体株の急騰で市場は騒然としていますが、半年前の今年年初、市場の主役は金・銀・プラチナでした。
しかもその急騰ぶりはすさまじく、たとえば金の価格を見ると、年初時点の1オンスあたり4500ドルほどから、わずか20日ほどの間に5400ドル前後まで値を上げました。下グラフをご参照ください。
(金の現物価格、1年間の推移、楽天証券サイトより転載)
上のグラフのようにその後は急落していますが、なぜ短期のうちにこんな急騰と急落が起きたのでしょう。
証券会社の社員や商品アナリストなら、たとえば原油に資金が集まって金が放置されている、世界的に進む金利の上昇によって利息を生まない金からおカネが流出した・・・、などもっともな理由をつけようとするでしょうが、僕は人間の心理のほうが大切だと思います。
人は欲深いもので、金(Gold)が儲かると聞けばおカネを金(Gold)に集めますし、AI半導体が儲かればおカネを株に移します。
まあ目の前で起きていることは、そんな人間の心理が生んだ循環だと思います。もちろん上記の様にテクニカルな要因はあると思いますが、そこばかりに注目していると、大局を見失うでしょう。
ではそのような観点で、これから金や銀、プラチナはどう動くでしょう。
AI半導体に対する僕の見立ては本レポート冒頭の通りで、近い将来揺り戻しがあると思います、つまりいったんはAI半導体からおカネが逃げるという見立てです、その行きつく先はどこでしょう。
一部は株にとどまり、割安感があるオールドエコノミー(≒脱デフレ銘柄)に移動すると思います、そして一部のおカネは株からも流出するでしょう、その際に選ばれる基準はAI半導体と全く逆の性格を持った資産群で、その一つは貴金属に落ち着くでしょう。
単なる入札代行ではなく、このサイトの主催者である田中がコンサルさせて頂きます、コイン初心者の方でも安心してご利用いただけます。
