過去に書いた経済コラムよりFrom the economic column I wrote in the past
人を不幸にする過度な欲望
2026年5月30日
人が幸せな気分で過ごすために、適度な欲望は大切な役割を果たしていると思います。
もっとおいしいものが食べたい、
もっといい家に住みたい、
もっといい学校に入りたい、
もっと大きな会社に入りたい、
もっとお給料をもらいたい、
資産運用でもっと成功しておカネもちになりたい、
こんな人間の欲望が私たちを日々進歩させ、
望み実現させてきた面があるのだと思います。
でも人間の欲望には際限がありません、
年収500万円の人は1000万円を目指し、
1000万円を達成したら次は2000万円です。
資産運用も同じです、
おカネを1億円に増やした人は5億円を意識し始め、
その次は10億円、そして100億円です。
果たして私たちはそれで幸せになれるのでしょうか。
僕は違うと思います。
人間が自らの欲望にからめとられ、
その赴くままに儲けを追求し続ければ、
どこまでいっても満足を得ることはできないと思います。
しかもそこに至る道のりもまた苦行の連続でしかありません。
足るを知る
大切なのは足るを知ること、
言い換えればほどほどの成功だと思います。
昔の人は良く言ったものです、「腹八分目」・・・、
含蓄ある言葉だと思います。
いまのように半導体株ばかり暴騰していると、
なぜ自分のカネは増えないんだと不満を感じる気持ちは理解できます。
でも半導体株はすでにバブルに足を突っ込みつつあると僕は思いますし、
いまの成功はリスクテイクの代償でもあります。
こんな時は足るを知る。
早めに乗って早めに降りる、
腹八分目で十分ではないでしょうか。
そもそも私たちは一年で2倍も3倍も株を増やすために投資をしていないはずです、
にもかかわらず2倍3倍の成功を目指すのは、すでに「過度な欲望」にからめとられていると自分自身を見直すべきでゃないでしょうか。
年15%のリターンでも5年で2倍です、
これを10年続ければ4倍、20年なら16倍です。
このあたりが「適度な欲望」で、
人が幸せに過ごすために適正な目標ではないかと僕は思います。
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