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From the economic column I wrote in the past

株式投資とはいったい何なのか

2018年8月末日

株式投資とはいったい何なのでしょうか。

いろんな表現の仕方があると思うのですが、「短期の価格変動に耐えながら、長期のリターンを取りに行く作業」という表現はあっていいと僕は思います。

世の中にタダで手に入るようなものなく、なにがしかの対価は必ず支払わなければなりません、さしずめ株式投資に対して私たちが支払う対価があるとすれば、それは短期的な値下がりという精神的なコストではないでしょうか、たとえどのような優良な銘柄であっても、私たちはこのようなコストの支払いから逃れることはできません。仮にこのコストを支払わずに株式投資を行おうと考えるなら、それは例えばスーパーの店頭にいって、「タダでモノを売ってくれ」というに等しい行為だといえるのではないでしょうか。

確かに「短期の価格変動に耐えながら、長期のリターンを取りに行く作業」という表現は、株式投資の一面を表していると思います。

ですから、例えば

アメリカ発の貿易戦争への懸念からハイテク株やロボット関連株が売られた。
スマホの売れ行き鈍化懸念から半導体製造装置の関連銘柄が売られた。
中国政府の太陽光発電への補助金が削減され関連銘柄が売られた。

たとえこのような事が起きたとしても、それはその銘柄への投資を決断した時点ですでに織り込んでいなくてはなりません、確かに気分の良くないお話ではありますが、このようなことに一喜一憂していればなかなか株で勝つことはできません。

大切なのはこのような外部環境の変化によって、投資している会社の将来予想を変えるべきか否か。そこの見通しではないでしょうか。

もしその見通しを変える必要がないのなら、短期の価格変動に耐えながら持ち続けるのが株式投資の王道ではないかと思うわけです。

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