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From the economic column I wrote in the past

株は上がり続けるものなのか

2021年1月31日

確かに長いこともっていると株価指数は上昇し続けます、アメリカもヨーロッパも、新興国の株価指数も・・・日経平均は例外かもしれませんが、それでも1989年に付けた38,915円の高値更新が現実味を帯びてきました。

(NYダウ1984年以降の長期推移グラフ)(海外Yahoo Financeサイトより転載)

もちろん3年や5年といった短期(ここでは短期としておきましょう)でみれば、あてはまらないこともありますが、長期で持てば例外なく上昇しています。

なぜ株価指数は上がり続けるのか

ではなぜこのような株価指数の右肩上がり現象は起きるのでしょう。

あらためて考えてみるとなんだか不思議な気もします、株は会社の価値を証券化したものです。一つ一つをみれば成長過程にある会社もあれば倒産して無価値になる会社もあり一様ではありません。でも例えば日経平均やNYダウといった指数でみればどうでしょう。

日経平均の場合225社の加重平均株価ですし、ダウは30社の加重平均です、しかも常に新陳代謝を繰り返しており、業績が悪化した会社は構成銘柄から除外され、代わって新たに元気な会社が加わります。

元気がない会社は退出し、代わって元気な会社が加わるのであれば、全体としての指数が上昇するのは当然だと言えます。

それだけではありません。

会社は生き物と同じで常に成長のためにがんばって活動しています。たとえば日経平均を構成する会社225社を半分に分け、上位半分を「元気組」下位半分を「老化組」と分けてみればどうでしょう、たしかに元気組が生み出す価値はすごい勢いで増えてゆくでしょうが、老化組だって生きるための努力をそれなりに続けているはずです、ですから225社全体ベースでみれば、生み出す価値の総量は拡大し続けているといえるでしょう。

つまり「新陳代謝効果」と「会社が生存をかけてする努力」によって、株価指数というものは延々と上昇し続けるようにできているのではないかと僕は思います。

であれば株価指数に乗っかっておくのも一つの考えではあると思います。

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